基本事項

 魔法とは  魔法とは、魔力を対価に世界のいたるところにいる精霊から属性力を手に入れ、それを思い描いた魔法陣や定められた詠唱(この場合プログラムと思ってもかまわない)によって指向性を与えたものである。
 魔力だけでも十分な力を持っているが、精霊の持つ属性力のほうが効率がよい場合がほとんどだ。しかし、魔法の中には精霊の助力を必要としない風変わりな術式もある。
 紋章魔法  魔法陣を地に描くなどしておこなうものは基本的にこれに分類される。大掛かりな儀式魔法はほぼ全てこれである。これは会得するまでが難しい分、利点が非常に良いものばかりだ。
一・魔力消費量が詠唱魔法よりも少ない
二・思い描く人を書き換えるだけで魔法を改造できる
三・多くの魔法を一度に使える
四・発動までの時間が多くとも十分の一秒
五・遅延起動、遠隔起動も可
六・魔法の合成が簡易
 ただし、これを会得できたとしても使う魔法を完全に理解できていないなら、その魔法は正確に発動できないという欠点を併せ持つ。
 詠唱魔法  紋章魔法よりも一般的であり、大衆が言う魔法とは基本こちらをさす。ほぼ全ての学院で教える魔法もこちらのため、今では紋章魔法の技術自体廃れ始めている。詠唱魔法の利点は
一・初心者でも扱いやすい
二・少々詠唱を間違えても支障のない発動ができる
三・なれたら無詠唱でもいくらかは扱えるようにある
四・一般的に使われているので、多くの書物がこちら
   向けのものである
 利点としては四つ目のものが一番大きいのではなかろうか。
 精霊  世界に存在する精霊、彼らにも位というものは存在する。下は第八位まで存在する。その存在は確証されていないが、各属性の第一位の上には精霊王が存在するとされる。世界に最も多く存在する第八位の精霊には簡単な考えしかなく、形もアメーバのようなあやふやなものであるが、第六位からは形と感情をもつ。そして、第五位からは人に近い形をとることができるようになる。
 なお、中級魔法の使用には少なくとも第六位の精霊の属性力が必要、上級魔法の大半には第四位以上、古代魔法、上級魔法の一部、禁忌魔法、特級魔法には第二位以上の精霊の召喚と助力が必要である。
 第三位以上の精霊は存在するだけで世界の均衡を崩すので、ほとんど精霊界に閉じこもり、こちらを見守っている。そのため、召喚しても長時間はこちらに入れない制約があるが、その力は強大だ。また召喚には多くの魔力を必要するため、召喚できるだけで偉大な魔法使いと認められることが多い。
 魔力  世界に満ちている力、人に流れている力を人はこう呼ぶ。しかし、世界に満ちている純粋な魔力を意識的に人は体内に吸収することはできないので、多くの場合その世界に満ちる力、龍脈は儀式魔法で少し使用されるだけである。
 なお、人は無意識的に決まった量の魔力を龍脈から吸収して魔力を回復している。そして、魔法で使用した魔力は龍脈へと変えるという循環を繰り返している。
 なお、魔力量はおおよその値を計測できる。そして、やはり森の民エルフや魔人、長い年月をかけて物質から生まれる妖精は魔力量が人間に比べかなり高い。
 魔法効率  これにより、魔法を使うにあたり、どれほど魔力の損失が少ないかが決定できる。当然のことながら、魔力収束力と魔力圧縮率が高いほどこの値は高い。値が高いほど、無駄に魔力を使わなくてもいいということである。なお、この値の最高値は公式の関係上1.0である。
 昔から存在し、今も使われいる公式は
 理論で出てくる最小必要魔力量/ある魔法を一定の威力を引き出すために消費した魔力量 である。
 だが、技術が進歩した今ではある装置に魔力を通すだけでその値を測定できる。
 一般的な魔法使いのそれの値は大体0.43、この値が0.5を超えたら天才と呼ばれる。歴代の魔法使いでも最高0.6573である。エルフなどでは0.7021がやっとといわれる。魔力そのものに近く、精霊にひとしき存在である妖精でも0.8695だ。
 ちなみに、純粋な魔力の塊とされる精霊においてはその値の最高値は0.92となっている。


魔法解説表目次へ